淡水真珠、天然石、シルク糸。

 

糸を編み、石をちりばめ、布を縫い、身を飾るものを作っています。

 

身に着けた人がその人らしく素敵に見えたときが、私の作るものの完成形。

 

自己満足で、ゴテゴテとしたものより、

 

できればひっそりと馴染み、そっと見守るお守りのようでありたい。


 

 

物があふれる時代に、どうして私は新たに物を作るんだろう。

 

それは誰かに自分の存在を認めてほしいから、つながりを求めているからなのかもしれない。

 

誰かの心を動かし、それを身にまとってもらえることを求めているのだと思う。

 

だから、新たに生み出すことを許してください。

 

生まれてしまったもの、せめてそれが誰かの心を豊かにすることができればいい。

 

自然にあるものを借り、身にまとえるように形を変え、誰かに届ける。

 

そして誰かの心が華やぐ。

 

そんな一端にいられたら幸せ。

 

 

 


1本の絹糸から編み針で形を生み出していく作業にはたくさんの可能性がある。

新しい形を生み出すたびにわくわくしながら、編むことを楽しんでいます。

肌に触れる物は金属をできるだけ使わないで仕上げています。




小木曽広江


・1973年生まれ

1998年より独学でアクセサリー制作開始

・2007年より 毎年各地で展示会を開催

・2014年より オンラインショップ運営